もうずいぶん前から「おとといBOOK」という
キーワードが頭の中にありまして。
それが新しい本なのか、何なのかはわからないけれど、
その文字が置かれたビジュアルを空想したりして。
折しもiPadが発売された今日などは
そこここで電子書籍という言葉が聞こえ、
ええ、もちろん興味はありますけれども、
一消費者としてミーハーに覗いていたいレベル。
やっぱり、「今」ではなく、
「昨日」よりもちょっと遠い、
「おととい」な感じを作りたいなと思っています。
雑誌って、どんどん要らなくなってるでしょ。
欲しい情報はインターネットに溢れているし、
発信する側もやっぱり即時性が何より大事だし。
最近ではライブのレポートなんかも、
雑誌より、ミュージックサイトで書く機会が多いくらい。
でもねえ、速ければいいってもんじゃない、ですよ。
練り込む時間もないまま原稿書いて送ってアップされ......
っていうスピード、個人的にあまり心地よくない。
古い感覚と言われればそのとおりだけど、
まあ、それがまさに「おととい」なんです。
おとといのことを話しましょうよ。
今、今、今......ってやってると、
どんどん記憶力が悪くなっちゃうよ。
心に残ってる「おととい」を、
切り取ったり描いたり貼ったりが楽しいよ。
というわけで、おとといBOOKを、いつか作りたい。
えっと。これはけして愚痴じゃないんですけど。
ラッキーラクーンの増刊号でLRN5を特集するというと、
DVDを付けてくださいという要望をいただき、
いえいえカメラも入ってないし映像化は無理ですというと、
じゃあCDを付けてくださいと頼まれる。
それ用の録音もしてないし、
そもそもDVDもCDもアーティスト側の権利問題などで
絶対的に無理な話ではありますし。
もっとそもそもな話をすると、
具体的な記録を残さないクローズドな場所だからこそ、
ああいうことができるわけですし。
いや、ホント、わかるの。
そりゃ動いてるとこが見たいし、音も聴きたいよね。
先日、私もCSでスチャダラパーの野音の中継を観て、
あ、これ行きたかったイベントだわラッキー♪ って
思いましたもん。
だーけーどー。
ラッキーラクーンナイト5は雑誌のイベントですのでね。
雑誌のイベントを雑誌でフォローする、
当たり前のことを当たり前にやりますので、
映像とか音源は諦めてください、皆さま。
(ちなみにラジオのオンエアもありません)
(ちなみに他の雑誌のことはわかりません)
ホントは誰も雑誌なんて求めてないんだな...。
と思うと寂しいけど(誰も、というのは
言い過ぎかもしれない、でもそれくらいの規模での体感!)
それでも雑誌を作ります、っていうのは、
この前も書きましたけど。
そういう気持ちが今「おとといBOOK」を
生み出そうとしてます。
どれくらいの大きさで、厚みで、
どんな手触りなのかはまだ決まってませんし、
いつ出せるのかも計り知れない状態ですが、
今はまだ架空の雑誌の「編集会議」を、
すてきなミュージシャンの手を借りて行ないます。
名付けて「おとといミーティング」。
7月25日(日)、下北沢CCOで、
おなじみ菅原龍平くん、
キャプテンストライダムでご縁のあった永友聖也くんと、
歌ったり、おしゃべりしたり、
楽しい会を開きますので、
音楽や雑誌に興味があるという方はぜひご参加ください。
詳しくは<info.>をご覧ください。
ラッキーラクーンという、
ひとつのパッケージはそろそろ終わりを迎えますが、
「ゆっくり好きなものを探そう」は、
まだまだ続きます。
