FFF

ブログは明日にしようと思ったけど、
やっぱり書きたくなって、再びPCを起ち上げた。

昼間はホンットにいいお天気で、
長い散歩をした。
正しくは、用事のある場所まで往復1時間半ぐらい歩いた。
桜は三分咲きぐらい? お楽しみはこれからですね。

sakura2009.jpg

あ、書きたかったのは桜のことではなくて。

先日、藤井フミヤ氏の『Fujii Fumiya File』という、
ソロになってからの15年間、
パチパチに掲載された記事をまとめた分厚い本が届いた。

上下巻になっていて、上巻の記事は
ほとんど私が書いたものだった。
写真もデザインも当時のパチパチテイストに溢れていて、
懐かしい気持ちで読んでみる。

自分の記事を読むのは、とりわけ昔のものは、
本当に恥ずかしい。

でも、当時は毎月のようにフミヤくんの取材をしていて、
ライブ会場に、レコーディングスタジオに、
CMを撮っている現場にまでお邪魔しては記事を書いていた。

それでも、取材に割いてもらえる時間と、
パチパチという大きなサイズ×膨大なページ数との
折り合いをつけるのが毎回大変で
(写真も多いけど、原稿の文字量もおのずと増えるので)、
朝は雪が降った、フミヤくんがちょっと遅れてきた、
スタジオの椅子はこんな感じだった、とか、
まあ、どーでもいーよーなことを延々と綴っている。

ただ、不思議なことに、
フミヤくんの言葉のまわりにちりばめられた
それらの状況説明が、なんだかその頃の空気を漂わせている、
ように思えた。......自分で書いたからかな?

オーストラリアに行ったこともあった。
去年、大阪のトライセラトップスのライブでフミヤくんに会ったとき、
ちょうどその本を作るために原稿を読み返しているとかで、
「オーストラリアで、夜中に美術館に行ったよね!」と言われ、
あの数日間のファンタジックな出来事を思い出した。
野性のカンガルーを見たいと行って、
真夜中、暗い森の中をみんなで歩き回ったりした。
結局、カンガルーには会えなかったのだけれど、
まさに雪のように積もりそうな、
鮮やかな輝きを放つ無数の星たちが私たちに降り注いだ。

これまでで、最も幸福な取材の思い出。
その体験もさることながら、出来事のすべてを
好きなように書いていい、と、フミヤくんに言ってもらえたから。
そんなチャンスを手にしたこともあったのだなと、
最近はどうもグチっぽい私は、あの満天の星空を思い起こした。

それにしても数百ページにわたって、
フミヤくんのことをあれこれと、よくもまあ、
こんなに書いたものだ。

一人の人をしつこく何度も取材する、という姿勢は、
やはりパチパチで仕事をさせてもらっていたときに
自然に培われたものだったんだな。

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初心に返る、なんて、殊勝なことは似合わないけど、
そこには張りきりすぎてて恥ずかしい自分がいるんだけど、
バンドの人たちがときどき使う「原点回帰」という言葉が
自分にもあてはまることがあるのかもしれない、と、
ちょっと思った。

パチパチ創刊時に、ライターと編集の修行をさせてもらい、
そこでチェッカーズやバービーボーイズやC-C-Bに出会った。
ちょっと前に作ってたブレスという雑誌は
「オトナのパチパチ」という裏テーマで作ってたけど、
ラッキーラクーンも無敵のミーハー精神で
ゆっくり作っていきますかね。

思いも新た、なんだけど、これがなかなか厳しいよ。
次号の発売は来月中旬ぐらいになる予定です。
なんて、急に現実に立ち返る。

夜は『Brit Awards 2009』を途中まで見た。
U2も、コールドプレイも、
ライブの演出が素晴らしくてウットリ。




☆ソニーマガジンズより発行された『Fujii Fumiya File』は、
 完全受注生産のため、販売は終了しています。