シンクロニシティ

次号も校了し、つかの間の解放感を味わおうと、
出かけた先から自宅まで、だいぶかかりそうだけど、
歩いて帰ることにした。
その間、今一番好きなアルバムをiPodで聴きながら。

聴いてるだけで胸がジンと震える温かい音と、
冬の名残のひんやりした空気が、とっても心地よい。

車の音や、人々の声も、程よい効果音となって、
歩く、歩く、途中でコンビニ寄って、また歩く、
歩く、歩く、途中で写真なんかも撮りながら、
歩いて、やっと家にたどり着き、
ポストを開けて、不在票が入ってたので
宅配ボックスものぞいて、
エレベーターで上がって、
鍵をカチャリとまわし、ドアを開けて、
部屋に入り、ドアをパタッと閉めた、その瞬間、
聴いていたアルバムの最後の曲の最後の音が、終わった。
測ったようにピッタリと。

これをシンクロニシティとは言わないかもしれないけど、
やたらドラマチックな出来事として、
ここに記しておきたい、そんな気持ち。
何も意味がないことに、ときどき意味が宿るよね。

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