白と黒

『白と黒』。

月〜金曜の午後1時半から30分間、フジテレビ系で放映中のドラマ。

絶対一回も見逃したくないので、予約録画して見てます。


白=善(兄)、黒=悪(弟)、という単純な設定を踏まえつつ、

一人の女性をめぐり、また、家族や親友という波形を巧みに編み込んで、

愛するという行為の行き着く果てにある憎しみを描いていく。


時に、白は黒に、黒は白に、表情を変える。

交わってグレーになることはない。

白の中にある一滴の闇、誰の心にもある醜悪な感情が露呈され、

黒の中で息づく純粋な愛情は、悲しみばかりを蓄える。

2色のコントラストが鮮やかになればなるほど、

その傷は痛みを忘れることはない----。


なんて。


番宣のコピーみたいになっちゃったけど。

自分なりに、こういうのを書いてみたくて書きました。


いちいち台詞が世間離れしていてかっこいい。

今日のヒットは、

カズハ(主人公の親友)が、偽りの夫・マサト(弟)に、

悲しげに放ったこの言葉。


「わかった? 復習ってこういうことなのよ」


この前後にある物語を想像してみてください。

ああ、凄まじい!


キャスティングは家政婦さんにいたるまで的確で魅力的で、

中でもマサト役の佐藤智仁さんが素晴らしい。

ネットで調べてブログを拝見したら、

なんとも明るく快活な方で、

「これはマサトじゃない!」と思って見るのをやめてしまったほど、

佐藤さんの鬼気迫る演技にくぎづけです。

番組のサイトも、物語が進むにつれ、見なくなった。

裏側なんて知りたくない、知らなくていい、

独りよがりの好奇心と解釈で最後まで堪能する構えです。


映画になってもいいくらい、おもしろい筋書き。

もうすぐ終わっちゃうのが残念。結末が気になる。


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手近にあった、無機的な白と黒。